お彼岸

      春分の日は、自然をたたえ、生物をいつくしむ日として

秋分の日は、祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ日として

国民の祝日に定められていますが 春分の日と秋分の日は お彼岸の中日でもあります。

仏教では、ご先祖様のいる世界 <極楽>を 彼岸

今 私たちが生きているこの世界を 此岸 といい

彼岸は、西に位置し 此岸は 東に位置するとされています。

3月の春分の日と9月の秋分の日は、太陽が真東から昇り真西に沈むので 彼岸と此岸が もっとも通じ

やすい日になると考えられ この時期に先祖供養をするようになりました。

みなさんも、おはぎ ばかりでなく お花をたむけて 先祖の供養をしましょう。      彼岸花は、(曼珠沙華)は、虫除けに効果のある草花

彼岸花の球根は、毒があります。地中に潜むモグラやネズミは、他の植物の根はかじっても 彼岸花のものは

かじらない。と言われています。

毒と聞くと、少し怖いイメージをもちますが その美しい花とともに花名の由来や歴史的な事実も学んでいくと、

彼岸花の印象が変わるかもしれませんね。